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2. インストール

2.1 必要な環境

このプログラムのコンパイル/実行には

が必要です。 あれば便利なものは、 です。このマニュアルではgettextは入っているもので、 localeはja_JP.*として記述してあります。

2.2 動作確認されている環境

以下のOS/Linux Distributionで動作が確認されています。 他の環境で動作したという方は Sylpheed MLで報告頂ければ幸いです。

しかし、環境によっては不安定な可能性があります。ライブラリはできるだけ新しいものをお使いください。

2.3 基本的なinstall方法

ここに示すのはUNIXならほぼ使えると思われるインストール方法です。 しかし、OSの持っているファイル管理機構を壊す可能性があるので、 当てはまるものが下にある場合は、それを利用することをお勧めします。

GTK+のインストール

Sylpheedのコンパイルとインストール

まず、 http://sylpheed.good-day.net/から sylpheedをダウンロードします。 ダウンロードしたら、

bzip2 -dc sylpheed-(バージョン).tar.bz2 | tar xf - として解凍し、
$ cd sylpheed-(バージョン)
$ ./configure
$ make
$ su  
Password: (パスワード入力)
# make install
でインストール完了です。 

2.4 rpmを使用したLinux Distributionへのインストール

rpmを使用したディストリビュージョンには、

などを示します。

一般的なインストール手順(最新版を利用する場合)

バイナリパッケージを用いる場合

gtk+のインストール/アップグレード

まず、gtk+のrpmが入ってるかどうかを確認します。

$ rpm -qa | grep gtk
gtk+-1.2.6-1vl5
(以下略)
のようにgtk+のrpmが既に入っていて、なおかつ1.2.6以上であれば大丈夫です。 古い場合は、そのDistributionを配布しているサイト等からダウンロードし、
$ su
Password: (パスワードを入力)
# rpm -Uvh gtk+-(バージョン).i386.rpm
でバージョンアップしてください。

rpmのインストール

http://members.linuxstart.com/~sunnyone/mylinux/sylpheed.html より、

sylpheed-(バージョン).i386.rpmをダウンロードします。そして、

$ su
Password: (パスワードを入力)
# rpm -Uvh sylpheed-(バージョン).i386.rpm
で完了です。 なお、http://members.linuxstart.com/ sunnyone/mylinux/sylpheed.htmlのrpmを使用する場合、 `rpm -q glibc`と実行したときに、 glibc-2.1.2-17vl2のように、glibc-2.1.x以降である必要があります。 新しいバージョンの場合、gtk+以外にimlibのrpmが必要になる場合もあります。

ソースパッケージを用いる場合

この方法は、上記のglibcのバージョンが低かった場合でも利用可能です。

gtk+のインストール/アップグレード

まず、gtk+のrpmが入ってるかどうかを確認します。

$ rpm -qa | grep gtk
gtk+-1.2.6-1vl5
gtk+-devel-1.2.6-1vl5
(以下略)
のようにgtk+及びgtk+-develのpackageが既に入っていて、なおかつ1.2.6以上であれば大丈夫です。 古い場合は、そのDistributionを配布しているサイト等からダウンロードし、
# rpm -Uvh gtk+-(バージョン)-?.i386.rpm gtk+-devel-(バージョン)-?.i386.rpm
でバージョンアップしてください。

rpmのrebuild & install

そして、 http://members.linuxstart.com/~sunnyone/mylinux/sylpheed.htmlより、 sylpheed-(バージョン).src.rpmをダウンロードします。 次に下のコマンドを実行します。 ただし、下記の方法ではコンパイルにもrootになるため少しだけ危険です。 ならなくても良い環境を整えている方は、rpm --rebuildのためにsuは必要ありません。

$ su
Password: (パスワードを入力)
# rpm --rebuild sylpheed-(バージョン).src.rpm
とすればコンパイルが開始され、
(以上略)
書き込み中: /usr/src/redhat/RPMS/i386/sylpheed-0.3.3-1.i386.rpm
(以下略)
のようなメッセージ(書き込み中:がWrote: などになる場合もあります)が現れて、 終了したら、上記に示されたファイル(sylpheed-(バージョン).i386.rpm)を
# rpm -Uvh /usr/src/redhat/RPMS/i386/sylpheed-(バージョン).i386.rpm
でインストール完了です。

Vine Linux 1.1あるいは1.0へのVine Plusを利用したインストール

gtkのバージョン確認/インストール/アップグレードを行ってください。 gtk+の入手先には、 VinePlus

が利用可能です。Vine Plusを利用したインストールでは、gtk+-develのrpmは必要ありません。 gtk+-develの部分は飛ばして考えてください。

次に上記サイトなどより、Vine Plusに含まれる sylpheed-(バージョン名)-?.i386.rpmをダウンロードし、

# rpm -Uvh sylpheed-(バージョン名)-?.i386.rpm
とすればインストール完了です。

なお、Vine Linux 1.1又は1.0標準だとフォントが少し大きいので、 フォント指定の項も見ておくと良いでしょう。

Vine Linux 2.0へのVine Plusを利用したインストール

X Window Systemを選択してインストールされていれば、 gtk+のバージョンの条件も既に満たしているので、 http://members.linuxstart.com/~sunnyone/mylinux/sylpheed.html あるいはVine Plus(2.0)からsylpheed-(バージョン名)-?.i386.rpmをダウンロードし、

# rpm -Uvh sylpheed-(バージョン名)-?.i386.rpm
で完了です。

なお、Vine2.0CRに付属しているVine PlusのCDに含まれるsylpheedのrpmはバージョンが古いので、 なるべく最新版を入れるべきでしょう。

Vine Linux 2.1へのインストール

Vine Linux 2.1には既にSylpheedがインストールされていますが、 新しいバージョンへはVine Linux 2.0と同じ方法を取ると良いと思います。 Vine Plusにあれば使っても良いですし、 もしもっと新しいバージョンを使用したい場合は ソースパッケージからのインストール を使用すると良いと思います。

Vine Linux 2.0とVine Linux 2.1はあまり変化が無いので、 libjconvを使いたいのでなければバイナリパッケージからのインストールも 使用可能だと思われます。

Kondara MNU/Linux 1.0および1.1へのインストール

Kondara MNU/LinuxにはKondara-Zooにsylpheedのrpmがありますので、それをダウンロードして、

# rpm -Uvh sylpheed-(バージョン名)-?.i586.rpm
とするか、mphを使って、

# mph-get install sylpheed
で完了です。

2.5 Debian GNU/Linuxへのインストール

Debian GNU/Linuxのwoody/potatoをお使いならば、 Debian-JP(woody)に、packageがありますので、

# apt-get install sylpheed
でインストールできます。 古いバージョンならば、gtk+も古い場合がありますので、 基本的なinstall方法を利用すると良いかと思われます。

2.6 FreeBSDへのインストール


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